PSO2とPSUでのオルフィーナの思い出Bloog★

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ファンタシースターオンライン2・攻略ブログ

ドルンレースヒェン
このお話を尊敬する「先輩」へ。

でも本当は、ワイヤードランスのアレな使い方のシーン書きたかっただけでーす★

一部、痛い表現があります。
閲覧注意。
あと、文才ないのは仕様です(キリッ)
「ゼノ先輩、これはどういう事です…?」
「いやぁ… お前さんならあいつと組んでくれると思ってさ」

そういいながらゼノはへらへらと笑い顔を見せているものの、目が笑っていない。

憧れのゼノ先輩から直々に呼び出し。
浮かれてスキップしそうになりつつ、いつもの戦闘用の動きやすい服装から多少は女らしさをアピール出来る服装に着替えて会いに来てみれば、噂の「ドルンレースヒェン」のサポートをしろという。

「納得いきません。私はハンターですよ?フォースやレンジャーならともかく… ドルンレースヒェンのサポートってどういう事です?」
「フォースやレンジャーじゃ、あいつのサポートは務まらないんだよ。お前さんも、あいつの噂は聞いてるはずだ」

ドルンレースヒェン…
別名「眠れる森の美女」。

美女と言うが実際は男。無論、美女は皮肉ったいい方だ。

何故このような通り名がついているのかと言うと、はっきり言ってやる気がないからだ。
無気力の塊。

一緒の現場にはち合わせたメンバーは口をそろえて言う。

「あいつは最悪だ…」っと。

そんな相手のサポートをしろというのだから、アルティシアが怒り狂う理由も分かってもらえるだろう。
どかっと音をたてて椅子に座るアルティシアにゼノは静かにこう言った。

「納得がいかないのはよくわかる。だがここはオレに免じて、頼まれてくれないか?」

アルティシアは思う。

ゼノ先輩はずるい。
その声で頼まれたら嫌と言えないじゃないかと…

「じゃあ教えてください。先輩は何故、ドルンレースヒェンのサポートを私に?」
「お前さんならあいつをちゃんと理解してくれる…。そう思ったのさ」

******

アルティシアはハンターにしては珍しく「ガンスラッシュ」がメインだ。

それを言うと馬鹿にするアークスも居るが、武器は担い手によって性能が格段に変わる。
というのも、アルティシアは一撃が重い攻撃は不得手であり、手数で勝負するタイプだからだ。

そのため、最高のポテンシャルを叩きだすのが「ガンスラッシュ」だった、というだけ。

ちなみに今回の問題の相手…

ドルンレースヒェンはソードを使うハンターのようだ。
というのも背中にはいつも「ラストサバイバー」を装備しているからだ。

あの後、何度も食い下がったが結局どういう意味か、ゼノは答えてくれなかった。
とりあえず一度、クエストに同行してほしい。
その一点張り。

流石にアルティシアも折れるしかなかった。

そして、数日後…

ゼノ先輩に引きずられるようにドルンレースヒェンが現れた。
その瞼は眠そうに垂れ下がり、今にも寝てしまうのではないかという勢いだ。

「宜しく… ええっと…」
「アルティシア。アルでいいわ」

そういうアルティシアに、ドルンレースヒェンはあくびを噛み殺しながら手を差し出してきた。
「よろしく…。僕はヒューリオ」

ドルンレースヒェンの名前はヒューリオというらしい。
たいそうな名前だ。

「そんじゃ、よろしくな!」

ゼノはとりあえず挨拶を交わすアルティシアたちを見て、さっさと進めてしまおうと言わんばかりにキャンプシップから出て行く。

(まったく、なんて先輩だ…)

今回の目的地は…浮遊大陸。
「キャタドランサ」の討伐だ。

とりあえずドルンレースヒェンが噂通りの人物なのか、確かめる必要がある。

とはいえ、「キャタドランサ」位の相手であれば、アルティシアは一人でも勝てる自信がある。

******

キャタドランサ討伐に向かう道中、ドルンレースヒェンは、ほぼその武器を抜く事はなかった。

たまにその行動を邪魔するエネミーを払いのけるためにラストサバイバーを振るう事はあったが
積極的に自分から挑む事はない。

むしろぼけーっと立っている時間の方が多い位だ。

なるほど、これでは人によっては最悪な評価を受けるのもうなずける。

必死に、ドルンレースヒェンを進ませながら、早く済ませるに限ると、その様子を見てアルティシアは決めた。

最短ルートを駆け足で進み、キャタドランサが居るエリアへのテレポーターの前に移動する。

「獲物は二匹。私は右のやつを狙う。あなたは左のやつをお願い」
「左…」
「まさか、左右の区別もつかないほどおめでたい頭じゃないわよね…?」
「左か… うん、多分大丈夫」

良く分からない曖昧な返事に少し不安になりながら、アルティシアはテレポーターを起動させた。

******

「ギュアアアアアアアアアアン!」

己のテリトリーに現れた二人の侵入者に対し、キャタドランサが大きく吠えた。

キャタドランサ自体はそんなに難易度の高い相手ではないが、厄介なのはその堅い外郭と体力。
そして、周りを取り巻く小型エネミーだ。

しかし、キャタドランサのような相手にこそ、ガンスラッシュが活きる。

特殊能力「ポイズン」を付与した自慢の一品「アキシオン」。
決して高価ではないが、アルティシアは気にいっている。
銃剣と呼ぶにふさわしいそのフォルムは、いつだって彼女に勇気を与えてくれた。

一撃を確実に。
手を休めないように、華麗に。
ガンスラッシュを扱うために大事なのは冷静さと手数。

いつものように、連続攻撃を決めながら、一撃離脱をモットーに自分のペースで攻撃をする。
ただし今回は一人ではない。

ちらりとドルンレースヒェンを見る。

かなりの数の小型エネミーがドルンレースヒェンに群がっているのに気付いた。

(あいつ、ウォークライ…使った…?)

いつもなら小型エネミーの斬撃をかわしながら、連続攻撃を叩きこむ必要があるのに
今回はこちらにまばらの数の小型のエネミーしか居ない。

それに、ドルンレースヒェンへの群がり方を見る限りでは、それしか考えられなかった。

(全く、余計な事を…)

キャタドランサの連撃を避けながらアルティシアは面白くなかった。
確かに、ソードに比べて重い一撃は無理であり、討伐に時間がかかるにしても
道中でまったく役に立たなかった相手に、助けられる形になるのは不本意だ。

そして何より、ドルンレースヒェンはエネミーの攻撃を"あえて"受けているように見えた。
一応避けてはいるものの、避け方が甘い。
経験が浅いハンターになりたての嘴が黄色いヒナのごとく…

ブシュッ…!

ここから分かる程に血飛沫が飛んだ。
オートメイトハーフラインを取得している可能性は高いが、幾らなんでもあれでは攻撃を受けすぎだ。

「何してるの!攻撃するか一旦退きなさい!!」

キャタドランサに攻撃を与えながら、アルティシアは叫んだ。
自分が今向こうに行く事は出来ない…
向こうに行った途端、この一匹はドルンレースヒェンを狙う可能性が高い…

血飛沫の幾つかが、ドルンレースヒェンの顔に飛ぶ。

その刹那だった。

笑った。

確かに。

(え…)

アルティシアは目を疑った。

(何故…)

その瞬間。

ドルンレースヒェンの表情が変わった。
あの眠そうな眼を見開き、ゆっくりと背中からラストサバイバーを引きぬく。

手を高く上げ、"ドックン"っと鼓動が高鳴る音がした後…

ドガガッー…!

衝撃波が周囲の小型エネミーを蒸発。
その隙をぬって、噛みつこうとしたキャタドランサの攻撃をガードし、反撃を与える。

その後もステップアタックとジャストカウンターを巧みに操り、ソニックアロウ。

攻撃は最大の防御。
それを体現するような動き。

さっきまでのドルンレースヒェンではなかった。

(なんなのこいつ…!)

ドルンレースヒェンの変貌ぶりに、流石のアルティシアも冷静を欠いた。

キャタドランサの攻撃を避けて、垂直に高く飛ぶ。

(しまった!)

高く飛んでは、降下時が無防備になってしまう…!

キャタドランサがその口を大きく開けて、落ちてくるアルティシアを待ちかまえているのが見える。

「しまっ…!」

(このままでは脚を食いちぎられる…っ!)

目を閉じる。

(痛いだろうな…絶対…)

シュンッ!
ザシュゥッ…!

暗闇に不釣り合いな音が響いた。

「アル!!! 飛べっ!!!!!!!!!」

ドルンレースヒェンのその声にはっと目を開くと、口を開けて待ちかまえるキャタドランサに、二本のワイヤーが突き刺さっている!

アルティシアは、キャタドランサに刺さったそのワイヤードランスのワイヤーをバネのようにして跳躍する。

跳躍しながら、アルティシアを狙うもう一匹のキャタドランサと目があった。
アルティシアはアキシオンを横手に構える。

(…これで…終わらせるっ!!!!!!!!)

落下する速度を味方にして、まっすぐにそこを目指す。
狙うはキャタドランサの眉間…!

じゅぶり…。

ずぢゅずぶ…っと、肉に刃が突き刺さる感触と音がダイレクトに伝わってきた。
いまだになれない、命を削る音…。

キャタドランサの胴体の外郭は確かに強固だが、流石に眉間の装甲は柔らかいようだった。
脳天に刺さったアキシオンからゆっくり、特殊な毒が流れ込む。

じゅるぅ…ずるる…ずぶぅ…っ!

眉間に深く刺さったアキシオンを抜いて、アルティシアは地面に降り立つ。

…と同時。
キャタドランサはゆっくり崩れ落ちた…

******

「…終ったわね」

その後、方割れを失ったキャタドランサは明らかに二人の敵ではなかった。

血だらけで傷だらけのドルンレースヒェン。
あれからも彼は別人のような立ち振る舞いで、キャタドランサの水晶を破壊してしまった。

アルティシアはそんな彼の前に無言で立った。

「僕は… 自分がこの状態にならないと力を発揮できないんだ」

ぜいぜいと息をしながら呟く彼の傷を、彼のマグが癒していく。

「クエストが終ると、こんな感じ…
僕の戦い方は、一緒に居る人を不安にする…

だからなるべく一人で戦ってきたんだ」

ドルンレースヒェンがゆっくりと立ち上る。
その姿は痛々しくもあり、どこか寂しげで…。

「ところがゼノ先輩にある日、さっきの僕を見られてしまった…。
そしてゼノ先輩は僕にこう言ったんだ」

"お前は何故そんなに死に急いでるんだ?"

一歩間違えれば死に繋がる危険な戦い方だ。
それを彼はずっと一人でやってきたと言うのか…。

考えてみれば、彼と一緒になったメンバーは同じ狩り場に偶然一緒になったものばかり。
彼から進んでパーティーを組んだという話は聞いたことがなかった。

「それで、私にあんたのサポートしろってことか… 先輩らしいわね」

ゼノ先輩らしい、短絡的な考え方だ。
だからって何故、自分なのか…

「君なら僕を決して簡単に駄目な奴だと判断したりしないって。ゼノ先輩がね」

疑問が顔に出たのだろうか…
そういいながら目を細め、ドルンレースヒェン…ヒューリオが儚く笑う。

なんだろう…

何故彼はこんなに消えそうな笑顔を浮かべるのだろう…

「まあ、あんな大型エネミーが早々出現したり、あんなピンチの状態に陥る事自体
滅多にないわけだから、"ドルンレースヒェン"なんて言われるわけよね…」

普段との差が大きいというのもなんというか…
変な奴…

そこまで考えて、アルティシアは何故か吹き出してしまった。

「ん~まぁ」

ゆっくり伸びをして、アルティシアはごろんとその場に横になった。

「言いたい事はいっぱいあるけど!」
「?」

きょとんとするヒューリオにアルティシアは言った。

「寝る! 寝て起きてスッキリした頭で考える。…寝顔見たら承知しないからね!」

そういうとアルティシアはヒューリオに背中を向け、目を閉じる。

「先に帰ったら怒るからね!あと!!! あんたには言いたい事があるんだから…」
「あ、うん…」

(お礼とか…)

本当に小さい声でそうつぶやく。

「え?」
「…おやすみ!」

結局…

その後来た別のパーティーに二人仲良く寝ているところを死んでいると勘違いされ、蘇生されようとしたのはまた別のお話…。
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