PSO2とPSUでのオルフィーナの思い出Bloog★

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ファンタシースターオンライン2・攻略ブログ

レアを求めること
このお話には「妄想」と「過去の思い出は美化される成分」が入っています。

レアばかり求めて、大事なものを見失わないようにしたいですね…
「…さんって、素敵ですね」
「え、何が?」
「強くて優しくて~… 同じ女性として憧れます♪」

ベースキャンプで戦利品を売却したり整理したり…
そんな他愛もないひと時の、チームメンバーの何気ない一言。

「あはは…ありがと…」

褒められるのは嬉しいんだけど、どうも苦手だ。
これならまだ、ダーカーにモテる方がマシな程。

そんな私の気持ちも知らず、彼女は続ける。

「凄い武器も自力で入手されてますもんね。私には無理です~」
「…所詮は運だからねぇ」

ぼそっと呟く。

腰に今下げているワイヤードランスは、大型エネミーからしか入手出来ない結構な一品だ。
これを入手するために日々、あいつの顔を飽きるまで見るハメになった。

この世界には持っているだけで称賛される程の宝が多く存在する。
いわゆる「レア武器」。
大概のアークスはその「レア武器」を夢見て、各惑星を飛びまわる。

でも私には、そんな「レア武器」について、実はちょっとした苦い思い出がある。

まだ自分がチームに入る以前の話だ。

私には大事な人が居た。

彼はレアな武器を求めて日々頑張るタイプ。
私はそんな彼をサポートするべく、サポートに関する腕ばかり磨いた。

お陰でソロでの行動がかなり苦手になっていたが、一緒に居れるだけで良かった。

そんなある日。

とてつもなく入手確率が低いレア武器の噂がまことしやかにささやかれた。
それを入手するためには大人数で効率よく回数をこなす必要がある…

その武器を夢見て、それまではほぼペアだったパーティーが4人になり、
8人になり、12人になった。

夢を求めて、パーティーのメンバーは日々めまぐるしく変わる。

それなりの武器を求めるメンバーが集まるという事は、好きな人のサポートのためという理由だけで
金魚のフンのようについてきた自分にとって居心地は最悪。

それでも彼のため、目的の武器さえ出ればまた、二人でパーティーが組めるはず。

それだけを心の支えに頑張ったある日。

聞き慣れない音とともに、彼が探し求めていた武器があろうことか「私に」出てしまった。

私はそれを無論、彼にプレゼントしようと考えた。
しかし彼はこう言った。

「君が俺に協力してくれて入手したんだ。それを売って良い武器かほしいものを買うといい。
俺は実際にドロップする事が分かったから、また頑張るよ」

それだけ言うと、受け取ろうとしなかった。

きっと彼がああ言ったのには、他意がなかったに違いない。
でもその時の私には「もっといい武器を持たないと、足手まといなんだ」と言われているようにも聞こえた。

多分、やっと終わると思ったあの日々がまた続くのだという事実が私の気持ちを折ったのだろう。
私はつい語気を荒げて叫んだ。

「この武器だって今は騒がれてるかもしれないけど、どうせ月日がたてば、過去の武器になるんだよ!?
この武器はあなたが欲しかったはずでしょう!? なんで受け取ってくれないの…?
こんな武器のために… 組みたくない人と組んで… 眠いの我慢して頑張って… やっと出たのに… ぃ…」

気持ちはぐちゃぐちゃで、ぼろぼろ涙があふれる。
泣いたら彼が困るだけ…
泣きやんで謝らないとって思うのに…

涙はとめどなく溢れる。

彼は困っていた。
そりゃそうだ…

でもその時の私は、私の事をまったく理解してくれない彼と、アイテムパックにある問題の武器が嫌で…
口から出るのは嗚咽ばかり。

「…ごめんな」

やっと彼がつぶやいたのは謝罪の言葉…。

そうじゃない!そうじゃない…!!
私がほしいのは謝罪の言葉じゃない…。
違うんだよ…ぉ…

私の嗚咽が響く中、彼は小さい、それでもしっかりした声でこう言った。

「でも、これだけは分かって…。俺は君が誇れる男になりたかった。守りたかった。
この危険な世界で、自分以外に大事な人を守るにはいい武器や、防具が必要だから…」

そういいながら、彼は私の頭をなでた。
そしてしっかりした声でこう言った。

「それに、確かに君の言うように…
武器は過去のものになるけど、それを手にするために頑張った経験は過去のものにならないと思う。
むしろこれからに活かされると思うんだ」

その瞬間…

駄目だった。
一気に感情の波が溢れ、私は崩れ落ちた。

馬鹿だ。
私は馬鹿だ…

視野が狭まっていたのは自分だ…。
"彼と一緒に居れればいい"

それだけの気持ちで、私は進む事を放棄してた…
努力することをやめてた…

「だからって、君を嫌々クエストに付き合わせるとか駄目だよね」

彼が寂しげにほほ笑むのが分かった。
久々に見た彼の笑顔…

…。

「…さん…?」

はっとして顔を上げる。

「あ、ごめん。ぼーっとしてた」
「お疲れですか? すいません、もう坑道も行けるのに私にあわせて砂漠だなんて…」

「大丈夫」という意味で首を振ると、シャリーンっとワイヤードランスが心地よい音を上げた。

「ちょっとね、センチメンタルな気持ちになっただけ」

ベースキャンプから乾燥した空気が渦巻く砂漠が見えた。

…彼もこの空の下、頑張ってるだろう。

「さーて、行きますか。そこにレアがある限り!休んでる暇はないぞー!?」
「先輩~それ、滅茶苦茶フラグ…」 

武器は過去になったとしても。
この世界がある限り、大丈夫だよ。
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